自動車保険の見直しについて


自動車保険の見直しを考えている、あるいは自動車保険の見直しを考えた事があるという人は、けっこう多いのではないでしょうか。

１年に１回、更新時期が来る自動車保険ですが、けっこう大きな額の支出になりますから、家計のやりくりで頭を悩ますのは当然だと思います。
この自動車保険、実は見直すことにより保険料を安くすることができます。

１９９８年の保険の自由化により、保険各社は他社と差別化を図った商品をそろえています。

この結果、自動車保険は、そのサービスをうまく選択することで保険の掛け金を節約できるようになったわけです。

本当に必要な補償項目までカットしてしまうと、いざ事故が発生したときに保険金がおりなくて、あわてることになってしまいます。

自動車保険のサービス内容としては、保険会社により名称が異なる場合がありますが、対人賠償保険、対物賠償保険 、自損事故保険、無保険車傷害保険、人身傷害補償保険 、車両保険などが基本となり、細かなオプション設定がされています。

対人、対物保険については予想を超える高額となるケースも多いので、無制限としておいた方が良いでしょう。
また、無保険車傷害保険についても、相手側が賠償金を支払うことができない場合、自分自身に大きく負担がのしかかってきて、生計を維持することが出来なくなる場合もありますので、無制限の方が無難です。

保険料を安くできる項目としては、運転者限定の設定を行うことが考えられます。

家族しか乗らないのに無制限にしていたり、夫婦しか乗らないのに家族限定にしていたりなど、無駄な設定は見直す方が良いでしょう。
また、車両保険も保険料を押し上げる大きな要因となります。

事故を起こしたときに修理してまで乗り続けるのかどうか、ちょっとぶつけた、あるいはボディを擦ったなど、修理費が少額である場合、免責の額を設定していれば、保険金が支払われない場合もあります。
当然免責額が大きくなるほど、保険料は安くなります。

最近では、リスク細分型の自動車保険が増えています。
それだけに内容を十分に理解して選ばないと、保険としての安心感を得ることができないわけですから、慎重に選ぶ必要があります。

最近ではネットで数社の保険会社に一括で見積り依頼することができ、非常に手軽ですので、自動車保険の見直しを考えている場合、オンラインの見積りを利用してみてはいかがでしょうか。

自動車保険で受けられるサービスについて


自動車保険で受けられるサービスについて調べてみると、各社各様のサービスを提供していることがわかります。

特に最近では、ロードサービスがセットされた自動車保険が主流になりつつありますので、まずはロードサービスについてみてみましょう。

ロードサービスとは通常次の３つのサービスを指します。

１　レッカーサービス　
２　故障／トラブルサービス　
３　ガス欠サービス
です。

これらのロードサービスの他に、自動車保険で受けられるサービスとしては、医療に関する専門スタッフが電話でアドバイスをしてくれる「医療アシスタントサービス」。

事故を起こした際に、保険金を支払うために必要な事故証明書を取得してくれる「事故証明取得サービス」。

車検を取り扱う提携修理工場を紹介してくれる「車検紹介サービス」。

ＪＡＦにコールセンターを経由して取次いでくれる「ＪＡＦ取次ぎサービス」。

保険会社の指定する整備工場で修理を行うと、臨時で保険金を支払ってくれる「修理保障サービス」。

保険金請求書類に署名・捺印して提出する代わりに、電話で意思確認をすることで書類を省略できる「請求書類簡略サービス」。

保険会社の提携している修理工場で修理をした場合に、無料で代車を提供してくれる「代車無料サービス」。

弁護士への相談を面談、電話で行う「法律相談サービス」（あくまで相談だけ）。

自動車保険で受けられるサービスについては、本当に多種多様なサービスが提供されていますね。

詳細を比較して、どの保険にするか決めましょう。

保険料節約のポイント　中断手続きについて


自動車保険の保険料節約のポイントとして知っておくべきことの１つには、中断手続きがあります。

自動車保険において等級はとても大切です。
なぜなら、等級に応じて保険料の割引率が異なるからです。

通常は、６等級からスタートして無事故であれば毎年1等級づつ上がり、それに伴って保険料は安くなります。
最高の２０等級では６０％の割引となります。

中断証明を取得する条件として、中断する理由が、廃車・他人への譲渡・リース業者への返還であること、中断前の等級が７等級以上で、中断後の保険契約も７等級以上であることなどです。
そして、中断証明書発行依頼書や保険証券の写しなどの書類を代理店に提出して、中断証明書を発行してもらいます。
中断が認められ、保険等級を引き継ぐための条件としては、中断日から新しい自動車保険の契約開始日までの期間が５年以内であることや、新しい車を取得してから２ヶ月以内の加入であることなどがあります。
この手続きは､満期日から13ヶ月間猶予があるので､それほど急ぐ必要はありません。

決められた期間内（国内5年、海外10年）に新しくクルマを買った場合は、車検証の写しを見せれば､前と同じ等級で契約をスタートすることが出来ます。

せっかく、最高の２０等級まで行ったのに、「中断手続き」の制度がなければまた６級からになりますから、「中断手続き」は自動車保険料節約の大きなポイントです。