成人病保険
日本における死亡原因のトップ3はガン、心臓疾患、脳血管疾患です。
治療が困難であり、長引くことが多くて医療費が高額になることから万が一の時の不安が大きく、医療保険で安心感を得ようとする人が年々増えています。
これらの疾患は加齢や生活習慣のみだれにより発生する確率が高くなるため、成人病あるいは生活習慣病と呼ばれていますが、この成人病を保険給付の対象としたものが、成人病保険です。
ガン、心臓疾患、脳血管疾患の3大疾病を保険給付の対象とする3大成人病保険はよく知られていますが、これに糖尿病、高血圧疾患を加えた5大成人病保険です。
また、最近特に話題になっているメタボリックシンドロームへの関心の高さを受けて、腎臓疾患、肝臓疾患を加えた7大成人病保険まで登場しています。
このような保証対象の広がりだけではなく、ガンなどの特定疾患に重点を置いたパックを提供したり、自由な設計を可能にしたりと、多種多様なニーズに応えた成人病保険が登場していますので、どれが自分や家族にとって最適なのかをしっかりと考えて保険契約を結ぶ必要があります。
医療保険を選択する際に注意したいことは、入院保障日額や手術給付金をしっかりとチェックするということ。
給付額や給付日数は事細かく約款に定められているため、保険の契約をする前に十分目を通しておくことが必要です。
いざとなってから、給付されないことがわかれば、家族に負担が重くのしかかり、病人の看病もままならなくなってしまいます。
成人病保険は一般的に他の保険よりも掛け金が高く設定されていることも忘れてはいけません。
賢く選択して保険掛け金を抑え、給付を確実なものにすることが望ましいのは当然のことです。
一生涯掛け金の変わらない終身タイプ、一定の満期がくると保険料が更新されるタイプ、また、貯蓄タイプなのか掛け捨てタイプなのかの違いによっても掛け金が異なってきます。
最初は家計に負担がかからなくても、更新時に掛け金が大幅にアップし、保険を継続することが出来なくなってしまうケースもあるようです。
成人病保険加入時にはすべての場合を想定し、自分や家族に最適なものを選択することが望ましいですね。