自家用自動車拡大型自動車保険　任意保険の種類


新しい自動車保険として登場してきた補償拡大型自動車保険というものがあります。

自動車は、今の日本では生活になくてはならない便利なものですが、使い方を間違うと「走る凶器」ともなります。
安全運転は、運転者が守るべき基本です。
それでも事故は僅かな気のゆるみで起ります。
また、自分に大きな落ち度がなくても、事故に巻き込まれることがあります。

自動車保険は、自身が、万が一事故を起こしてしまった時に相手に対しての賠償金や自身の金銭的負担を軽くするために加入する保険です。
しかし、近年、補償額はこれでは到底足りない億単位の補償の場合もあります。
１９９８年７月、自動車保険の保険料が自由化され、それぞれの保険会社が独自の料率で自由に保険料を決定することができるようになり、各社はさまざまな新商品を販売するようになりました。

補償拡大型自動車保険とは、従来型の保険に人身傷害補償保険をつけ、補償範囲を拡大したタイプです。

人身傷害補償保険とは、契約した保険金額の範囲内で、自動車事故で被った自分のケガによる損害額を補償する保険です。

従来の保険では、事故を起こした時に相手への補償がメインなのに対して、この補償拡大型自動車保険は、自動車事故により、契約の車に乗車中の人が死傷したときに、過失の割合に関係なく、死亡、ケガによる治療費、休業補償、慰謝料などの実際の損害を、契約した保険金額を限度に１００％補償してくれる保険です。
しかし、保険金は契約内容の範囲内でしか支払われませんし、当然、保険料は従来型よりも高くなります。

でも、安心・安全を保証して、楽しい自動車運転をするには、避けては通れない義務といえるものですよね。