外資系保険
保険を検討する場合、商品が多種多様で、どれが自分にとって最適なのか、選択に迷うことが良くあると思います。
特に最近では外資系の保険がTVなどのマスメディアを使って大々的に宣伝活動を行っていますので、従来の国内における保険会社が提供する保険商品と何が異なるのか、気になる人も多いでしょう。
外資系の保険会社としては、アリコジャパン、アメリカンホームダイレクト、アクサダイレクト、AIU、チューリッヒ保険などがよく知られています。
外資系保険と国内の保険を比較した場合、一般的に保険料だけを見れば、外資系保険の方が国内の保険よりも安く設定されている場合が多いようです。
これは、販売体制の違いによるところが大きいと言えます。
国内の保険の場合、営業スタッフが顧客と対面して説明を行い、販売を伸ばしています。
いわゆる保険のセールスレディが多数活動して保険契約を獲得していますから、どうしても人件費がかさみます。
これに対して、外資系保険の場合は、人件費を抑えてテレビや新聞、あるいはDMといった広告媒体により顧客を獲得していますので、販売コストを安く設定できるわけです。
掛け金が安いというのは非常に魅力的ですが、保険契約をする上で、気になるのはいざというときの保証の問題。
よく外資系保険は「支払いが遅い」、あるいは「支払わないことがある」などのうわさを耳にすることがあります。
実際には外資系の保険であっても、国内の保険同様、保険業法により厳しく監督されていますから、約款に載っているにも関わらず、支払いがされないということはありません。
ただし、保険給付のための手続きは自分自身で行わなくてはいけない場合が多く、書類が自宅に郵送されて頭を抱えながら書類を作成するといったことも発生するわけです。
セールスレディを通じて保険契約した場合は、保険給付に関しても懇切丁寧に相談にのってくれたり、書類作成をサポートしてくれる場合が多いと思います。
いざというときの手続き面や相談の不安があるならば、国内の保険を選択した方が無難ではないでしょうか。
また、外資系保険を選択するうえで日本からの撤退を気にする人も多いようですが、その場合も法律で厳しく規制されていますので、心配しすぎる必要はあまりないでしょう。