留学保険
留学保険とは、海外旅行保険の一つで、とくに留学に際しての保障をするため、一般の海外旅行保険ではカバーしきれない内容を付加したものとなっています。
最近では、留学する人が増え留学先も多様となっています。
また、語学留学だけではなく、資格の取得や技術の習得、スポーツ留学など、その内容も多岐に渡っています。
このため、一般の海外旅行では考えられない保障や賠償、費用が発生することも多くなってきます。
さらには、渡航期間や滞在期間が長期となり、現地での生活にまつわる事故やケガ、病気なども起こってきます。
このように留学保険では、普通の海外旅行保険ではカバーしきれない内容が発生します。
通常の海外旅行傷害保険は、一般的に海外での旅行に際して、旅行中のケガ・病気、携行品の盗難・破損、損害賠償が発生した場合の費用を補償します。
また、旅行先での入院やその際の看護する家族の渡航費用、飛行機の運休による宿泊代や代わりの航空運賃、などの保障をします。
つまり海外旅行保険は、旅行期間中に発生する様々なトラブルに対処します。
一方で留学保険は、海外旅行傷害保険に加えて留学による現地での長期滞在に対応しています。
留学中の交通事故、怪我、スポーツ中の怪我、骨折、風邪・下痢・盲腸などの治療や入院、手術費用、住居に損害を与えた場合の補償費用、家財や身の回り品の盗難・損壊の補償、家族の不幸時の緊急一時帰国費用、など保険の種類や契約内容、保険会社による違いがありますが、このような内容が一般海外旅行保険に追加された保険となっています。
留学保険は、留学中の事故やケガ、災難に対応する重要な補償となるため、留学先によっては、留学保険の加入が義務付けられているところもあります。
このため大学生協などでは、「無保険渡航者をなくす」取り組みを推進しています。
留学先の海外では、医療事情が日本と異なり高額医療費を請求されることがあります。
また、賠償責任に対する考え方なども日本とは大きく異なる場合が多く、大きな問題となるケースもあります。
留学に際しては留学保険に加入し、しっかりとした補償を備えることが大切です。